FIFA ワールドカップ 2026 リオネル・メッシ
リオネル・メッシ(Lionel Andrés Messi、1987年6月24日生まれ)は、アルゼンチン出身のプロサッカー選手であり、バロンドールを8度受賞した現代サッカー史上最高の選手と広く認められている。2026年6月に開幕するFIFA ワールドカップ 2026には、アルゼンチン代表の主将として6大会連続出場を果たし、クリスティアーノ・ロナウドとともにワールドカップ史上最多タイの出場回数を記録する。現在はアメリカのインテル・マイアミでプレーしており、大会中に39歳の誕生日を迎える。
プロフィールと経歴
リオネル・メッシは1987年6月24日、アルゼンチンのサンタフェ州ロサリオで生まれた。13歳のとき成長ホルモン障害の治療費をバルセロナが負担することを条件にスペインへ渡り、FCバルセロナのカンテラ(育成組織)に加入。2004年に同クラブのトップチームデビューを飾り、以後20年以上にわたって世界トップクラスの選手であり続けた。FCバルセロナで10シーズン以上にわたってラ・リーガ得点王に輝き、欧州チャンピオンズリーグでも6度得点王を獲得。2021年にパリ・サンジェルマンへ移籍し、2023年からはMLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミでプレーしている。身長170cm、ポジションはフォワード。アルゼンチン代表では189キャップ112得点を誇り、主将としてチームを牽引してきた。
ワールドカップ5大会の軌跡
FIFA ワールドカップ 2026以前に、メッシは2006年ドイツ大会から2022年カタール大会まで5大会連続でワールドカップに出場してきた。2006年大会での初ゴールから始まり、各大会で着実にW杯通算記録を積み上げた。カタール2022大会では悲願の初優勝を達成し、グループステージから決勝まで全試合に出場して7ゴール3アシストを記録、自身2度目となるゴールデンボール(大会MVP)を受賞した。この活躍によってW杯の全フェーズ(16強・準々決勝・準決勝・決勝)すべてでゴールを挙げた史上初の選手となり、W杯通算出場試合数26試合はローター・マテウスを超える歴代単独最多記録となった。通算出場時間も歴代最長であり、得点とアシストを合わせたゴール関与数21はデータが存在する半世紀以上の歴史で最多の数字である。
ワールドカップ主要記録(2022年大会終了時点)
以下はメッシがカタール大会までに積み重ねてきた主要なW杯個人記録である。
| 記録項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 通算出場試合数 | 26試合 | 歴代単独最多 |
| 通算出場時間 | 2314分 | 歴代最長 |
| 通算得点数 | 13得点 | アルゼンチン歴代最多 |
| 通算ゴール関与数 | 21(得点+アシスト) | 歴代最多 |
| 大会連続出場回数 | 5大会 | 2026年大会で6大会目 |
2026年大会出場までの経緯
2022年カタール大会後、メッシは「これが最後のワールドカップになる」と示唆していた。しかし王者として戦い続ける喜び、アルゼンチン代表の充実した環境、そして開催国のひとつである米国で実際にプレーしているという特別な状況が重なり、2026年大会への出場を決断した。南米予選ではアルゼンチンが序盤から首位を快走し、初戦のエクアドル戦でメッシが直接フリーキックから得点して存在感を示した。南米予選の第10節ボリビア戦ではハットトリックと2アシストで6-0の勝利に貢献するなど、予選を通じて要所で決定的な仕事を果たし、アルゼンチンの首位通過を牽引した。
2026年大会 グループJの状況
FIFA ワールドカップ 2026でアルゼンチンはグループJに入り、アルジェリア代表・オーストリア代表・ヨルダン代表と同居する。ディフェンディングチャンピオンとして2大会連続優勝を目指す強豪であり、FIFAランキングでも2026年6月11日時点で世界1位に返り咲いた。グループJは比較的恵まれた組み合わせとみられており、アルゼンチンにとってノックアウトステージへの順当な通過が期待されている。2連覇が達成されると、1934・1938年のイタリア、1958・1962年のブラジルに続く史上3カ国目の快挙となる。
2026年大会で狙う記録
メッシが2026年大会のピッチに立てば、史上初となる6大会連続出場という新記録が誕生する。また現在13得点である通算得点数は、ミロスラフ・クローゼが持つW杯歴代最多の16得点まであと3点に迫っており、大会を通じてさらに上積みすれば歴代最多得点記録の更新も視野に入る。通算出場試合数は26試合から伸びることが確実であり、あらゆる指標でFIFA ワールドカップ最多記録を単独で保有するレジェンドとなりえる。
プレースタイルと役割
メッシの基本ポジションは右ウイングだが、実際には右ハーフスペースを中心に自由に動くフォルス9(偽9番)的な役割を担う。瞬発力と敏捷性、卓越したボールコントロールを活かした突破力に加え、高精度のパスセンスと展開力を兼ね備え、フィニッシャーとしてもチャンスメーカーとしても超一流の能力を持つ。アルゼンチン代表の戦術では守備時の負担を最小化し、攻撃局面で最大限に輝くよう周囲がサポートする形が採られており、39歳を迎えてなおその特別扱いが通用すると世界中のサッカー識者が評価している。
主な個人タイトル
メッシは個人賞の面でも史上最多の記録を残してきた。バロンドール(年間最優秀選手)は8度受賞しており、これは現時点で史上最多である。FIFA年間最優秀選手賞も4度(2009・2019・2022・2023年)受賞し、欧州ゴールデンシューは6度獲得している。ワールドカップのゴールデンボール(大会MVP)は2014年と2022年の2度受賞しており、同賞を2度受賞した選手はメッシのみである。
- バロンドール:8度受賞(2009、2010、2011、2012、2015、2019、2021、2023年)
- FIFA年間最優秀選手賞:4度(2009、2019、2022、2023年)
- W杯ゴールデンボール:2度(2014、2022年)
- ラ・リーガ得点王:8度
- 欧州チャンピオンズリーグ得点王:6度
- 欧州ゴールデンシュー:6度
アルゼンチン代表とメッシの軌跡
メッシは2005年にアルゼンチン代表デビューを飾り、長年にわたって「マラドーナを超えられない」という批判にさらされてきた歴史がある。代表での苦境は深刻で、一時は代表引退を示唆するほどの状況に追い込まれた時期もあった。しかし2021年コパ・アメリカで代表初タイトルを獲得し、2022年カタールW杯制覇、2024年コパ・アメリカ連覇と、近年は輝かしい結果を積み重ねてきた。アルゼンチン代表は現在、世界王者かつ大陸王者として自信に満ちた状態でFIFA ワールドカップ 2026に臨んでいる。メッシ本人も「王者として戦う喜び」を口にしており、集大成の舞台への強い意欲を見せている。
伝説の最終章
2026年大会はメッシにとってキャリアの集大成となる可能性が高く、世界中の関心を集めている。現在のW杯通算記録のほぼすべてで歴代首位に位置するメッシが6大会目のピッチに立つことで、さらに記録を塗り替える可能性がある。大会日程はグループステージから始まり、優勝チームは最大8試合を戦う。FIFAランキング首位のアルゼンチンが本命として大会に臨む中、メッシが引き続きFIFA ワールドカップ 2026でその名を歴史に刻むか、世界の注目が集まっている。ポルトガル代表のC・ロナウドとともに史上最多タイとなる6大会連続出場を果たし、人類最高の選手と称されるレジェンドが最後の世界舞台で見せるパフォーマンスは、この北中米大会最大の見どころのひとつである。
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